これはすごい!進んでいる北欧の結婚・家庭の事情

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婚活中の方は、男女を問わず結婚相手に求める理想像がそれぞれあるものだと思います。
今回は北欧の結婚・家庭観をご紹介します。

フィンランドの夫婦・家庭

フィンランドの夫婦・家庭
北欧諸国のなかでも、特にパートナーや家族を大切にするフィンランドに住む方たちの結婚、家庭に対する考え方はどのようなものなのでしょうか?

フィンランドには「イクメン」という言葉がありません。男性は家事や育児に積極的に参加することが当たり前という考え方だからです。育児休暇の取得率も圧倒的に高く、働いて帰ってきたお父さんが夕飯を作ったり、子どもと一緒に家の片付けをしたりということはごく自然なことです。

お互いの歩みよりが大切

フィンランドの結婚観や理想の家庭像から学べることのひとつに、夫婦間で歩みよれるところは歩みよるということが大事とあります。

例えば、「男性は仕事、女性は家庭」といった形で役割分担するのではなく、仕事(収入)も家事も自立した大人同士がお互いに分け合うという考え方です。「相手にやって欲しい」のではなく「一緒に助け合う」という考え方が理想のパートナーと生涯を共にする秘訣と言えそうです。

中高年世代でも女性の社会進出率が高く社会的にも男性の子育てに対して理解があり、バツイチであったとしても、また子持ちであったとしても女性が社会に出て働きやすいように、法的な整備も進んでいるというバックグラウンドもあります。

婚約期間も大切にするスウェーデン

婚約期間も大切にするスウェーデン
日本同様、北欧諸国も少子化が進んでおり、様々な対策を実施しています。特にスウェーデンは女性の高学歴化が進み、結婚や出産に対してなかなか女性が積極的になれない状況がありました。

そこで、スウェーデンが実施したのは「サムボ法」です。
サムボ法とは、結婚をしていなくても、同棲をしている人(サムボア)は保護するというスウェーデンの法律です。1987年に成立し、翌1988年に施行されました。同棲している人に対して、法的に婚姻している夫婦と同様の権利や保護を与える法律です。

いわばお試し婚と言われる制度で、婚約期間中も共同で財産や家計を維持することを定めています。
結婚せずに別れた場合でも、この法律に従い住居・家財は平等に分けるそうです。

また、父親には子の養育費を支払う義務も生じます。
結婚に対して積極的になれなかったカップルが法律的にも認められ、定められていることで、同棲者が、今後の生活としての法律婚へステップアップしやすい制度といえるのではないでしょうか。

なんと、この法律の施行後に、スウェーデンでは出生率が上昇したそうです。
さらにこの制度を利用し、同棲してから結婚したり、結婚をしないまま同棲の形で生活を続ける男女が増加したのです。寄り添う男女にやさしい法律ですね。

日本もサムボ法ができれば出生率が改善するかもしれませんね。

子育てもしっかりバックアップ

子育てもしっかりバックアップ
さらにスウェーデンは、家庭への対策も充実しています。その中でも育児休業については、近隣の北欧諸国に比べても充実している内容となっています。

出産予定日10日前から子どもの8歳の誕生日までに、最高480労働日(夫婦合わせて)の育児休業を取ることができます。育児休業中の所得についても様々な保障制度があり、休業後の復職についても、しっかりとしたサポートがあります。スウェーデンは考え方が進んでますね。

もちろん国が違えば、結婚や家庭への考え方や価値観も異なります。
国際的な違いはありますが幸せになりたい気持ちはきっと同じだと思います。
ポジティブな情報や考え方を参考にしながら、幸せへの道を歩んでみてはいかがでしょう。

マリクル結婚相談所では、婚活をする男女の方に対して、幸せへの道をサポートします。
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